15日の広島戦(京セラ)で8回2失点の快投を披露し、1か月ぶりの白星を挙げた阪神・西勇輝投手は「(相手投手の)大瀬良は素晴らしい投手なので先制点を取られぬよう丁寧に投げた。捕手梅野も本当にいいリードをしてくれた。投げやすくリズムがあった」とお立ち台で笑顔を見せた。

 初回と3回にそれぞれ1点ずつを奪われたが、大崩れする気配は終始ゼロ。8回を投げ切り1四球と、持ち味の高い制球力も健在だった。
 厳しい暑さと連戦続きで疲労が蓄積しがちなブルペン陣の消耗も、エースの右腕で軽減できた。

「なんとか次の試合も長いイニングを投げられるようにしたい。きょうは(ヤクルトの)小川がノーヒットノーランをしましたので僕も負けないように頑張りたい」と力強く球場の虎党へさらなる飛躍を誓った。