阪神・藤浪「守護神転向」の仰天プラン浮上

2020年08月15日 05時15分

4戦勝ちなしの藤浪。抑え転向が復活の道となるのか…

 どうにか完全復活させられないものか…。阪神の藤浪晋太郎投手(26)が14日の広島戦(京セラドーム)に先発し、6回8安打6失点で今季4敗目を喫した。〝4度目の正直〟もかなわず白星を手にできなかった8年目右腕を巡っては、これまでにも投球フォームや制球面、心機一転のトレードの提案…と、様々な打開策が議論されてきた。そんな中、新たな役割に活路を見いだすプランも浮上している。

 白星が遠い。今季4度目の先発も失敗に終わった藤浪は「出鼻をくじかれてしまい、バタバタしてしまった。自分の投球を取り戻す前に降板してしまいチームに申し訳ない」と悔しさをにじませた。

 矢野監督は制球面に言及。「四隅を突く投手ではないが、勝てる投球というところで言うと、自分目線の投球だけでなく相手からどう思われているかっていうのも(考えることが)必要」と苦言を呈した。

 これまで3度の登板では復調の兆しを見せていたが、振り出しに戻るかのような6回6失点KO劇。再び迷走状態に突入しかねない悩める右腕の復活に向けて、配置転換を勧める声も挙がっている。エース期、低迷期~復活を期したこの日のマウンドを視察した球界関係者は「復活というより新境地を与えてあげる。それが今から未来に向けてチーム事情や構想にフィットするなら、藤浪にもチームにもプラス」とし、抑えへの転向を勧める。これまでの剛腕スタイルを原型に、より長所を生かせるのも利点という。

「彼の良さは、やはり常に150キロを超える直球。球質自体はもう十分、1、2年目のころのキレに戻っている。長身からクロスステップで投げてくる特徴は大きな武器。単なるスピードボールではなく、右左に関係なく打者は威圧感を感じる。そのインパクトがあるから、変化球も振る。彼が何も考えずに『全力でただ腕を強く振る』ことだけを考えて投げられるのは、先発ではなくクローザー」

 さらにこう続ける。
「最悪なのは『今年こそ、今度こそ』を繰り返して、チームも彼も何も得られずに終わる時間が続くこと。今出せるパフォーマンスの良い部分も、チームに還元できなくなってしまう」

 現在の守護神はスアレスだが、本来は通算250セーブにあと7に迫る二軍調整中の藤川が君臨する聖域でもあった。早急に後継者をつくらなくてはいけないチーム事情もある。

 僅差を守り切る――。ある意味では先発以上に「勝敗」の責任、負担の重いポジション。だが、短いイニングを専門とする守護神は藤浪の長所を生かせる最高の働き場なのかもしれない。