今季二軍暮らしの期待の若ゴイ・小園 昇格はじっくり課題を克服してから

2020年08月14日 11時00分

小園

 期待の若ゴイ、広島の小園海斗内野手(20)が今季はすっかり影を潜めている。ルーキーだった昨年は不振の田中広輔内野手(31)に代わって遊撃に定着し、出場58試合で打率2割1分3厘、4本塁打、16打点。球団の高卒新人本塁打記録を69年ぶりに更新するなど、堂々のプレーぶりでブレークした。

 しかし、2年目の今季は一転して開幕から二軍暮らし。今月7日には同期入団の羽月隆太郎内野手(20)が初昇格し、初安打&初打点を挙げるなど猛アピールに成功。ファンからは「小園も一軍で見たい」との声も上がっているが、事はそう簡単ではない。チーム関係者は「小園は身体能力が高いし、振る力もある。ただ、打撃の確率を上げないと去年と同じことになる。走塁や内野守備も改善点がある。(一軍昇格は)じっくり二軍でそれらを克服し、ファームの試合で結果と数字を残してからになるだろう」との見通しを明かす。

 昨年は怖いもの知らずで伸び伸びとプレーしていた。実際、今春キャンプまでは好調だったが、不調で開幕一軍を逃すと二軍戦でも大苦戦。ここまで全28試合に出場するも本塁打はなく、打率2割8厘(13日現在)と本来の力を発揮できていない。

 そのポテンシャルの高さは誰もが認めるところだが、今や“お試し”や“起爆剤”としての昇格は期待薄。本当の実力をつけて這い上がってくるしかない。