ソフトバンク・大竹が今季初登板初勝利「松田さんに声をかけられ楽になりました」

2020年08月13日 21時39分

工藤監督に声をかけられ大竹は笑顔

 ソフトバンクの大竹耕太郎投手(25)が13日のオリックス戦(ペイペイ)に先発で今季初登板し、5回2/3を投げて5安打1失点で今季初勝利。チームを4連勝に導いた。

 初回、山足に先頭打者本塁打を浴びたが、その後は粘りの投球。結局、6回途中までこの一発による1点のみに抑えた。「(先頭打者弾の後で)松田(宣)さんが『切り替えていけ』と声をかけてくれて楽になりました。うまく頭を切り替えて投げることができました。野手の方がすぐに逆転してくれたので、強い気持ちで攻めることができたと思います」と振り返った。

 満を持しての一軍登板。それでも気負いはなかった。「1年目に初めて一軍に上がった時も、二軍でやってきたことを出すだけだと思っていた。一軍だから特別120%を出さないといけないというものはない」。プロ初登板初勝利を挙げたルーキー時代と同じ思いでマウンドに立った。

 ファームでは技術面を考えすぎず、シンプルに相手を抑える投球をすることを心掛けた。「3年目ということで、フォームに関しても、こう投げたほうがいいという理屈がドンドン増えてくる。ただ、そこにあまりこだわらずに相手を抑えること。いい球を投げるために投げているわけではない」。二軍戦でもチームの勝利を意識しながらの投球を続けていたという。

 キャンプ中にヒジの痛みで大幅な出遅れ。実戦復帰は5月26日のファーム紅白戦だった。復帰への過程では、新型コロナウイルスの感染拡大による自粛期間が重なり、苦しい日々を送った。そんな中でも「自分の大きな目標や、こうなりたいというところは、常に思い出すようにしていた」。大学時代の3、4年時に故障で投げられない苦しさを味わった経験を糧に、気持ちを切らすことはなかった。

 そんな中でたどり着いた白星。もちろん、これで満足などしていない。次の登板に向けて「もう少し長いイニングを任されるような投球をしたいです」と誓った。