阪神の藤浪晋太郎投手(26)が13日に甲子園での投手指名練習に参加した。14日の広島戦(京セラドーム)に先発予定の右腕は、キャッチボールやダッシュなどで調整した。

 リベンジを誓う。広島戦は今季初先発の7月23日(甲子園)以来、2度目の登板となる。6回にピレラに痛い満塁弾を浴びるなど、7回途中4失点で黒星をつけられた。藤浪は「前回はコントロールに苦しんでいるところでピレラ選手に一発を浴びてしまったので、同じミスはしないようにしたいですし、中心となる堂林選手や鈴木誠也選手の前にランナーをためないように意識を持っていきたいと思います」と意気込んだ。

 ただ、前回5日の巨人戦(甲子園)では3敗目は喫したが、主砲・岡本に力勝負を仕掛けるなど、今季最長8回(4安打4失点)を投げ抜いた。チームのローテ再編により中8日の登板となるが、試合ごとに投球は良化の一途をたどり、ここ2戦は四球がいずれも1と、不安視される制球力も安定している。今季初、そして自身685日ぶりの勝利もあと一歩といったところだろう。