〝ピンクの熱男〟が千金決勝打! 背水のSB松田宣が12試合ぶりマルチ&3打点 

2020年08月12日 22時53分

ピンク色の手袋をはめた松田宣は5回、2点適時打を放った

 熱男が意地の一打を放ち試合を決めた。ソフトバンク・松田宣浩内野手が12日のオリックス戦(ペイペイ)で値千金の決勝打を含む2安打3打点の活躍でチームを3連勝に導いた。

 0―0で迎えた5回だった。二死二、三塁からオリックス先発・田嶋の初球の145キロ直球を捉えた。「チャンスだったし初球から積極的に行きました。ずっとチャンスで打ててなかったので、先制できて良かったです」。三遊間を破る左前への2点適時打で均衡を破った。8回にも二死一、三塁からダメ押しとなる中前適時打。実に12試合ぶりの複数安打となった。

 極度の不振に陥っている。打順は2試合連続で9番での出場。試合前の時点での打率は1割9分8厘まで低下していた。昨季、30発を記録した本塁打も、わずか2本しか打っていない。「熱男~」の叫びは7月日の楽天戦(ペイペイ)を最後に1か月飛び出していない。

 もがき苦しんでいる現状について松田宣は「(成績は)自分の数字なので仕方がない。打つしかないし、結果を出すしかない。そういう世界でやっている。抜け出すのは自分の力しかない。必死こいてやるしかない。僕も納得いかないけど、その中でも毎日試合がある。何とか貢献したいとやっている」と口にした。

 この日はピンクのバッティング手袋をはめて打席に立った。「変えるところがもうないんで。いろいろコロコロと打撃のパーツを変えながら日々やっている。もうそろそろ変えるところもなかったので…」。熱男は少しバツが悪そうに話したが、心を折ることなく懸命な姿勢で打席に臨みチームの勝利を呼び込んだ。