オリ戦で2本塁打5打点の爆発!ソフトバンク・柳田悠岐 日本新記録の打率4割も夢じゃない

2020年08月12日 11時00分

逆転3ランを放って喜ぶ柳田

 日本初の打率4割も夢ではないかもしれない。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(31)が11日のオリックス戦(ペイペイ)で3安打2本塁打5打点と大暴れ。6回に飛び出した決勝の逆転3ランが特筆もので、左横手投げの斎藤が投じたスライダーに泳がされ、ヘルメットが脱げ落ちながらも最後は右手1本で右翼ホームランテラスへ運んだ。工藤監督も「奇跡のようなホームラン」と評した打撃でリーグトップの打率3割8分5厘、同タイの14本塁打、同4位タイの35打点となり、リーグ2冠に立った。

 本紙評論家の得津高宏氏も驚がくの一打を興奮気味に振り返る。「あんな本塁打を打てるのは柳田しかいません。崩されても下半身の粘りで上半身を残せているし、ボールを捉える前に右手1本で芯に当ててヘッドも利かせられている。よくパワーのことを言われますが、技術面でもイチローに匹敵すると言ってもいいレベル。これだけ内角攻めをされているのに大したもの。崩れたような打ち方で凡退しても、次の打席では打ち方を変えたり、修正もしてくる」

 こうなると楽しみになってくるのが、最終的な打撃成績だ。楽天・浅村との令和初の3冠王争いにも注目が集まりそうだが、得津氏は「しっかりと四球も選べている今の状態が続けば」と前置きした上で、1986年に阪神・バースが残した打率3割8分9厘の日本記録更新にも言及した

「3冠王となると打点が周囲との兼ね合いになります。デスパイネ、グラシアルが加われば、今より勝負してもらえて打点も増えるでしょう。今年は試合数も例年より少ないし、今の状態なら最高打率を塗り替えてもおかしくない。個人記録を優先できるチームではありませんが、今年は読みも含めて最高の状態ではないでしょうか」

 柳田は数字には無関心な様子で「あまり興味ない。チームのためにこれからも試合に出続けて打ちたい。新聞とか見てないので。野球の時以外はゲームしたり音楽を聴いてますし」と話すが、現在5割の出塁率も含めて記録ラッシュも夢ではない。