真夏の逆襲となるか。広島が10日の中日戦(マツダ)を6―1で制し、2試合を残して地獄の9連戦勝ち越しを決めた。松山、長野の適時打で序盤から得点を挙げると、援護を受けた九里亜蓮投手(28)が7回無失点の力投。1か月半ぶりの白星で2勝目となり、お立ち台で「まだまだチームの勝利に貢献できていないので、このような投球をこれからもやっていきたい」と宣言。

 チームは一時の不振を脱し、最大で7あった借金を3にまで減らしたが、佐々岡真司監督(52)は「我々はまだ借金があるチーム。一つずつ返していかないといけない」と気を引き締めていた。