二塁打!三塁打!!本塁打!!! 阪神・大山5位転落の窮地救う3長打も「勝ったことが一番」

2020年08月09日 22時48分

8回にダメ押しの10号ソロを放った阪神・大山

 4番が打てばチームは勝つ――。阪神は9日の広島戦(マツダ)に5―1で快勝。負ければ5位転落となる一戦で、4番・大山悠輔内野手(25)が4打数3安打2打点と獅子奮迅の活躍。窮地の虎を救った。

 先頭打者として打席に入った2回の第1打席では左中間を割る二塁打で出塁し、その後先制のホームイン。1―1と同点に追いつかれた3回には二死三塁から適時三塁打を放ち、自らのバットでリードを再び奪い返した。

 その後ゲームは阪神の1点リードのまま膠着状態に陥ったが、8回に目の覚めるような弾丸軌道の10号ソロ。戦局を自らのバットで決定づけた。三本の長打はいずれも左方向へ力強く振り切ったものばかりだ。

「勝ったことが一番。ここまでチームの流れが悪かったので流れを変えたいと思っていた。今日はこれで終わり。明日は一からまた始まりますので」と振り返った大山の8月月間打率は2割1分9厘。打撃不振からなかなか抜け出せずに、4番としてチームの敗戦の責を背負わされることも多かった。

 技術面の改善、打席での意図について再三尋ねられても「打ったか、打たないかしか(僕には)ないので。試合に出ている以上はタイガースの代表として打てるようにしたい」と繰り返すにとどめた背番号3。チームを〝背負う〟強い決意を、全身から静かに熱く漂わせた。