「交代浴」導入の遠藤粘投も…広島4位浮上お預け 虎・大山がコイ投の〝天敵化〟

2020年08月09日 22時04分

広島・遠藤は5回2失点とまずまずの投球を見せたが…

 広島が9日の阪神戦(マツダ)に1―5で敗れ、同一カード3連勝&4位浮上を逃した。

 先発・遠藤淳志の粘りの投球は実らなかった。2回に大山の二塁打と連続四球から梅野の遊ゴロの間に1点を献上。続く3回は二死三塁から大山に適時三塁打を浴びて2点目を失った。「いい打者の前に走者をためないようにしたい」と意気込んでいたが、制球がままならず4四球を出す苦しい投球に終始する展開。それでも大崩れはしなかったのだが…。

 遠藤は前回登板の2日の巨人戦(東京ドーム)で9回5安打無四球の好投でプロ入り3年目にして初の完投勝利。飛躍のきっかけをつかんだ一方で「完投をして今までにない疲労を感じた」とその反動も身に染みて感じた。そこで「他の選手がやっていたので一度やってみたいと思っていて取り入れた」と熱いお湯と冷たい水を交互に浴びる〝交代浴〟を導入。自律神経を刺激し、疲労回復に効果があるとされるもので「疲れが取れました」。それがこの日の投球にもつながったが、白星はつかめなかった。打線の援護もなく悔しい2敗目だ。

 加えて広島にとって気になるのは〝天敵〟に試合を決められたことだ。1点を追う8回に4番手・一岡が大山に痛恨の一発を浴びた。これで大山は10号だが、そのうち6本塁打が広島戦。打率も4割6厘と完全にカモられている。この男をどう封じるかは、今後の赤ヘルの課題にもなってきた。

 打線も2回に菊池涼の犠飛で挙げた1点止まり。今季初めて捕手の坂倉を2番に入れる攻撃的布陣で臨んだものの、うまく機能しなかった。また出直しだ。