原巨人 投手8人で10回2失点 連戦に備え今後もメジャー流「オープナー」導入へ

2020年08月09日 20時42分

試合後、好投した大竹、大江らの中継ぎ陣をねぎらう原監督(中央)

 巨人が初の「オープナー」で守り切った。9日の中日戦(ナゴヤドーム)は延長戦の末、2―2で引き分けた。打線が低調とあってロースコアの厳しい戦いだったが、それをしのいだのは、チームが誇る鉄壁の中継ぎ陣だった。

 この日の先発は、当初予定されていた左腕・今村ではなく先発経験のあるリリーバー・宮国だった。首脳陣は先制点を防ぐべく、立ち上がりから安定感のある中継ぎ経験者を先発に据え、数イニングを投げたのち先発タイプを登板させる、メジャー発祥の起用法「オープナー」を初めて導入。その適役として宮国を抜擢した。

 結果は初回にまさかの2失点で2イニングで降板となったが、それ以上の失点を許さなかったのは3分の2イニングを投げた鍵谷をはじめ、大江、高梨、大竹、中川、田中豊とほぼ1イニングずつつを無失点でつないだブルペン陣だった。

 宮本投手チーフコーチは、この日の中継ぎ〝総出〟の起用について「ここのところのチーム状況で、今日は全員使うということが(原)監督からも言われていた」と説明。10、11日に試合がないことに加え、打線に元気がないだけに何としてでも守り抜きたかった事情を明かしたが、こうも付け加えた。

「鉄壁なリリーフ陣がいるので毎週日曜日、(今後は)9連戦、13連戦と入ってくるので、そういった意味ではオープナーもできるなという感触は得ました。日曜日は次の日は休みで(リリーフ陣も)全員つぎ込めるので」。先発ローテーションの6番目の枠を固定せずに「オープナー」にすることで、フレキシブルに対応するプランだ。

 11日以降には、負傷から復帰した守護神・デラロサが一軍に合流予定。さらに厚みが増すブルペン陣を盾に、酷暑の連戦を乗り切るつもりだ。