巨人・亀井の同点犠飛を絶賛も…原監督は嘆き節「カメちゃんの代わりが出てこない」

2020年08月09日 20時20分

技ありのすくい打ちで同点犠飛を放った巨人・亀井

〝カメの壁〟をぶち破れ! 巨人・原辰徳監督が9日、若き1番打者候補たちにカツを入れた。

 この日の中日戦(ナゴヤドーム)は、コロナ特例によって延長10回で2―2のまま引き分け。主力の坂本や丸をはじめ、打線全体が低調のなか、さすがの技術と勝負強さを発揮したのが亀井だった。1―2の7回一死満塁の場面で代打で登場すると、相手3番手・祖父江の内角低めに落ちる変化球をゴルフのスイングのようにすくい上げた。結果的に、この〝技あり犠飛〟が貴重な同点打となった。

 亀井本人は「超最低限の打撃ですね」とクールに振り返っていたが、納得顔だったのが試合後の原監督だ。「大きいですね、非常に。カメちゃんらしいというかね」とたたえた。しかも、実は亀井は足の状態が本調子ではなかったという。

 たとえ〝手負い〟の状態であっても、決める時は決める。こうなると、指揮官も言わずにはいられなかった。

「なかなかカメちゃんの代わりをする選手が出てこないね。38歳にして、まだ立っているよ。あれを超えるような選手が出てこないと。今日の(吉川)尚輝もそうだし、シゲ(重信)もそうだし。やっぱり、1番バッターがクルクル三振しているようじゃ話にならない。そのへんが課題」

 この日、「1番・二塁」でフル出場した吉川尚は4打数無安打、2三振に倒れ、「7番・左翼」だった重信は2打席凡退(1三振)で途中交代した。2人とも切り込み隊長を期待され、今季も1番で出場したが、定着するまでには至っていない。現状では、指揮官の信頼も亀井には到底及ばないということか…。名指しされたヤングGたちの奮起が待たれる。