今季初勝利はつかめなかった。ヤクルトの山中浩史投手(34)が9日のDeNA戦(神宮)に先発するも今季最短の4回5安打4失点でKOされた。

 立ち上がりから波に乗れなかった。初回一死で神里に内野安打、ロペスに安打されるなどして二死満塁のピンチを背負うと、倉本に先制の1号満塁弾を浴びた。2回以降は走者を出しながらも粘り強く投げて得点は与えなかったが、5回に2番手の中沢にマウンドを譲った。

 山中は前回登板の2日の中日戦(ナゴヤドーム)で8回無失点の好投を見せたが、打線の援護なく勝ち負けがなかった。