日本ハムが8日、西武戦(札幌ドーム)に7―6で勝利し、3連勝を決めた。

 展開を覆す一打を2度も放った。ヒーローは「7番・二塁」で先発出場した渡辺諒内野手(25)だ。ますは1点を追う2回、無死一塁で相手先発・松本の投じた2球目、143㌔の直球を完ぺきに捉える。左中間スタンドに飛び込むへの逆転2ランだ。

 再び1点ビハインドの7回は、二死満塁の打席へ。160キロ超の剛速球を連発する救援・ギャレットとの「直球勝負」に挑み、9球目・160キロの速球を左翼前へ。シーソーゲームに決着をつける逆転左前2点適時打となった。渡辺は塁上で何度もガッツポーズ。本拠地・札幌ドームのファンを沸かせた。
 
 7回の一打を「先輩たちが必死につないでくれたので、僕もつなぎたいなと思いました」と笑顔で振り返ると、豪速球のギャレットについては「本当に人生で一番速いボールだったかなと思います。(球速が)速い投手だったので、コンパクトに打ちに行こうと思って打席に立ちました。いい結果につながったかなと思います」。

 弾みのつく4点差逆転で3連勝を決めた日本ハム。9日の同カードでは、今季初の4連勝を狙う。