巨人の「投手・増田大」采配議論が拡大! 〝メジャー組〟上原氏、ダルは原監督を援護

2020年08月07日 04時23分

上原浩治氏(左)とダルビッシュ有(右)

 巨人・原辰徳監督が6日の阪神戦(甲子園)で振った「投手・増田大」を巡る議論が海を越えて白熱している。名門の伝統を理由に批判的な声を上げた大御所OBらに対し、今度は〝メジャー組〟が参戦。OBで評論家の上原浩治氏、カブス・ダルビッシュ有投手は共に原采配への理解を示した。

 野球ファンが度肝を抜かれたのは巨人が0―11と大量リードされた8回一死走者なしの場面。巨人ブルペンには大竹、鍵谷、中川、大江と4人の投手が残っていたが、マウンドに上がったのはまさかの増田大輝内野手だった。

 甲子園がどよめく中、増田大は打者3人に対し13球を投じ、無安打無失点。だが、野手が投手として登板するのは巨人では異例中の異例とあって、試合後は元監督の堀内恒夫氏、本紙専属評論家の伊原春樹氏らOBから、原采配への異論が噴出。堀内氏は「絶対にやっちゃいけない」と苦言を呈した。

 これに黙っていられなかったのが、同じく巨人OBでレッドソックスなどMLB球団でも活躍した上原浩治氏。自身のツイッターで「内野手登録の選手が、外野を守ったら失礼になりますか?? 外野手登録の選手が、内野を守ったら失礼になりますか? 限られた人数で、どう使うかは監督の判断だと思います。 きちんと投げれる野手をピッチャーに使うのは失礼にはならないと思うんですが… だったら打てばいいだけの話かと」と持論を展開した。

 さらに日付をまたいで「OBの方たちに喧嘩を売るわけではないですが、今回の件は何がダメなんでしょうか?」と連続ツイート。「巨人だからやってはダメ?? 他球団ならオッケー?? そっちの方がおかしいと思いますが… 残ってたピッチャー陣は、勝ち試合に投げさせたい選手たち。あそこで投げてしまうと、次の日に影響しかねないと思います」とメジャー経験豊富な投手らしい視点で意見をつづった。

 するとそこに今度はダルビッシュが参戦。上原氏の声をリツイートし「やっぱりメジャー経験があって先発、中継ぎ、抑えを経験しているからこそ説得力がありますね。 大敗している場面で野手が投げてくれることがどれだけ大きいかを誰よりも理解している。」と先輩に賛同した。上原氏はすぐに「凄い助かるもんね。素晴らしい作戦だと思う!」と反応。お互いのフォロワーからは概ね肯定的な意見が目立った。

 球界の大物たちがこうも一斉に声を上げるのは、今回の采配がそれだけ〝歴史的〟だったということだろう。ただ手練れの原監督からすれば、こうして波紋を呼ぶことは想定内だったはず。賛否両論が渦巻く様子を眺めて、ほくそ笑んでいるかもしれない。