鷹のイケメン右腕・板東 プロ初勝利の裏に〝美しさの破壊〟

2020年08月06日 22時45分

プロ初勝利の板東は工藤監督と笑顔で「1」ポーズ

 イケメン右腕として人気沸騰中のソフトバンク・板東湧梧投手(24)が、6日の楽天戦(楽天生命パーク)でうれしいプロ初勝利を挙げた。

 オープナーとして先発した笠谷が2イニングを投げて1失点で粘った。板東は2番手としてバトンを受けると、3イニングを1安打無失点の好投で白星をゲットした。「素直にうれしいです。準備はできていたので、とにかく丁寧に一人ずつという気持ちで投げました」と笑みを浮かべた。

 ルーキーイヤーの昨季は一軍登板なしに終わった。今季も二軍スタートとなる中で、久保二軍投手コーチとともにファームで投球フォームの改造に着手した。トルネード気味にひねりを加えて投げ込む。「強い球が投げられるなら、どんな形でも良かった」(板東)。事実、その効果もあってモデルチェンジ後に最速150キロが出るなど直球の球速、球威ともにアップした。

 さらに、アドバイスを送った久保コーチによると「球の強さ」とともに、狙いがもう一つあった。それが美しさの〝破壊〟だという。「どうしても美しすぎる投手。顔もきれいな美男子だけど(以前の)フォームもきれいでしたからね。打者からしたら餌になりそうな雰囲気もあった。彼であれば(フォームを)崩しても制球は乱れないだろうし(相手打者が)どこか違うというアクセントが欲しかった」と説明した。

 昨季は甲斐野らルーキー投手が大活躍する中で悔しさを味わった。イケメンの裏に泥臭さを身に着けた右腕が大きな1勝を飾った。