「阪神・藤浪はこんなもんじゃない!」大阪桐蔭の同期ユーチューバーから熱烈ゲキ

2020年08月06日 11時00分

【左】巨人戦で力投した阪神・藤浪【右】2012年の夏の甲子園で大阪桐蔭の4番を務めた田端(右)。左は藤浪、中央は現西武の森

 3度目の正直も勝利には届かなかった。阪神の藤浪晋太郎投手(26)が5日の巨人戦(甲子園)に先発し、8回113球を投げて4安打7三振4失点で3敗目を喫した。0―1の6回に自身の失策から始まったピンチで岡本の2点二塁打、大城の適時打で勝負を決められた。投球自体は登板のたびに良化しており、首脳陣の評価も上々。しかし、高校時代に大阪桐蔭で苦楽をともにしたチームメートは「まだまだ、こんなもじゃない」と熱いエールを送った。


 首位・巨人を相手に堂々の投球だった。2回はウィーラーに157キロの直球を投げ込み序盤からエンジン全開。3回にこの日唯一の四球を出し、二死二塁から若林に先制打を許すも5回まで1安打と力投。しかし、6回に二死一、三塁から岡本に外角の157キロ直球を狙い打たれるなど3点を追加されて黒星を喫した。

 試合後は「(6回の岡本は)向こうも真っすぐを狙っているのを分かっていて真っすぐを投げている。向こうのスイングの方が上だった」と巨人の新若大将の打撃に脱帽したが「次につながるかなと思います」。力勝負で今季最長の8回まで投げたことに手応えを感じたようだった。

 矢野監督の評価も上々だ。「投げるたびに自信も出てきていると思うし手応えを感じていると思う。打者に向かっていって、晋太郎らしいボールも多かったんで。全体的によかった」と手放しの褒めようだった。

 ただ、2012年に甲子園で春夏連覇した大阪桐蔭時代のチームメートは満足していない。当時の4番打者でセンバツでは花巻東戦で大谷(現エンゼルス)から本塁打も放っている田端良基氏(26)は「期待しています。でも、やっぱり一軍で投げて結果、数字を残せるかが大事だと思います。ここ数年は、開幕前とか二軍では好投していても上(一軍)では…ということが多かった。『今年は復活か』となっても、僕はあまり信用していません。でも、それは本人が一番分かっていると思います」と語る。

 現在ユーチューブ(チャンネル名は田端ブラザーズ)やインスタグラムで野球関連の動画配信などを精力的に行っている田端氏は「彼は僕らの代表ですし、まだまだこんなもんじゃないぞというのを見せてほしいです」とも付け加えた。期待しているだけでなく、藤浪の底力を知っているからこそエールにも厳しさや熱がこもる。

 通算50勝のうち、藤浪は8月と9月に各10勝ずつ挙げてきた。「彼は夏男です。これからさらに暑くなるし、頑張ってほしい」と田端氏。今年の藤浪は新型コロナウイルスへの感染や遅刻、コンディション不良などで一軍登板こそ遅れたが、オフからの制球難修正の取り組みが実を結び、3月の実戦や開幕後も二軍では好投していた。本領発揮はこれからだ。