巨人・小林が人身事故で〝免停〟 誠意ある対応もチーム内の立場は…

2020年08月06日 06時15分

小林の事故対応に問題はなかったというが…

 巨人・小林が都内で乗用車を運転中に自転車と衝突し、30代男性にケガを負わせていたことが分かった。男性が軽傷だったのは不幸中の幸いだが、実力を持ちながら毎年のように繰り返される「不注意」とあって、正捕手候補から一転、降格しかねない状況になりつつある。

 1日に小林が運転する車が世田谷区内の路地から左折して環状7号線に入る際、直進してきた自転車と接触。男性は右足に軽い打撲を負い、小林にケガはなかった。事故が起きたのは午後4時半ごろ。ジャイアンツ球場での練習を終えた帰り道だったといい、球団側も行動そのものは問題視していない。発生直後に小林は警察や消防、球団にも連絡を入れ、誠意ある対応を取ったという。

 ただ、バツが悪いのはコロナ禍でのバッドニュース。小林は6月21日の阪神戦(東京ドーム)で受けた死球で左尺骨を骨折し、現在はリハビリ過程にある。早期復活を望むファンも多い中、グラウンド外の不注意で水を差してしまった格好だ。

 チームや球団内には「またかよ…」の空気も漂う。というのも、こうした〝失点〟が初めてではないためだ。交通事故は昨年1月にも起こしている。自主トレで訪れていた大阪府内の路上で信号待ちをしている際に、前に停車していた車に〝追突〟。双方にケガはなく「物損事故」として処理された。今回、球団が小林自らがハンドルを握っての通勤を禁止したのも一種の累積によるペナルティーだという。

 また、2年前の6月にはG球場での全体練習に約1時間半遅刻し、当時の首脳陣から猛省を促された。球界屈指の強肩を誇り、今季は課題だった打撃も好調を維持して開幕を迎えた。アクシデントでの離脱はやむを得ないが、毎年のようにプレー以外のところで何かしらのミソをつけてしまう…。そうした点で「全幅の信頼を置かれないのは、本当にもったいない」(チームスタッフ)と、かねて指摘されていた。

 球団は「自転車の男性の方には、球団としても深くお詫びしています。今後についても、本人と話し合って事故防止に努めることとします」とコメントした。事情はどうあれ、離脱中のトラブルが首脳陣の心証にプラスに作用することはない。