DeNA・ラミレス監督が5日の中日戦(横浜)で監督通算300勝を飾った。494勝の別当監督(1967~72、77~79年)、461勝の三原監督(60~67年)に次いで球団史上3人目の記録達成。2016年シーズンから就任5年目で大台に達した。

 ハマの指揮官として、ここまで積み上げた通算成績は300勝297敗15分け。試合後にグラウンド上で行われた勝利監督インタビューでは「グレート・フィーリング! 本当にありがとうございます。ここにいる全ての皆さまのご支援があって、この300勝を達成することができました。球団の皆さま、選手、全員に感謝したいです」と感無量の表情を浮かべながらコメント。この日、6号ソロを含む3安打3打点の大活躍でヒーローとなった主砲・佐野から花束を渡されると、白い歯をのぞかせてひじタッチを交わした。

 自らが4番に抜てきした〝孝行息子〟からメモリアル勝利に花を添えられると「佐野は今シーズン、最初からずっと安定している。こういう特別な日に活躍をしてくれてうれしく思う。あらためて今日は『ありがとうございます、佐野』と言いたい」と言葉に力を込めた。

 チームは投打がかみ合い、8―2で連勝。貯金も「2」とした。指揮官は「まず次の目標は301勝すること。明日もベストを尽くしていい試合をすることだけ」と気持ちを切り替えるように言い切り、スタンドから万雷の拍手を浴びていた。