コロナ直撃で大混乱の工藤ホークス 活動継続決定は試合4時間前だった

2020年08月05日 00時54分

見えない敵と戦うソフトバンクベンチにはどこか疲労感が漂う

 まさかのコロナ禍に見舞われた首位・ソフトバンクが、4日の楽天戦(楽天生命パーク)に6―7で痛恨の逆転負けを喫した。2位・楽天に1ゲーム差に迫られた。

 試合前「とにかく試合ができることになった以上は全力でホークスの野球をファンの皆さんに見せられるようにしたい。頑張ってる姿をファンの皆さんに見せられるようにしたい」。こう力強く話していた工藤監督は、悔しさをにじませながらも「その思いはしっかりと選手は持った中で戦ってくれたと思います。明日から切り替えて頑張ります」と前を向いた。

 ここ数日間、見えない敵との戦いに引っかき回されてきた。ファーム調整中の長谷川の陽性判定を受けて2日の西武戦(ペイペイ)は中止に。さらに急きょ実施された全選手、スタッフを対象としたPCR検査の結果、前日3日には一軍スタッフに陽性判定が出ていた。

 全員陰性が確定した一軍選手はその日のうちに予定通り仙台へ移動したものの、試合が開催できるか分からない状況でもあった。三笠GMからチーム活動の継続および6連戦の開催が正式に発表されたのは当日の午後2時前だった。すべてにおいて言えることは「こればかりは本当にどうなるのかとか、確かなことは分からない」(球団フロント)。前代未聞の事態にバタバタとせざるをえないことだ。

 陽性だったチームスタッフAの濃厚接触者と球団が判断していたチームスタッフBとCは、当該保健所から「濃厚接触に当たらず」との指摘を受けたことにより、自宅待機から一転してチーム合流となった。ファームのPCR検査の結果に関しては、確実な情報を出すのに時間を要したようで当初予定した4日中の発表とはならなかった。

 全国的な感染拡大により、今やどの球団にも起こりうる恐怖。ソフトバンクからすれば一刻も早く平時の戦いに戻りたいところだが――。