悩める右腕・藤浪よ〝伝説のガッツポーズ〟をもう一度!

2020年08月04日 06時15分

ガッツポーズしながらほえた藤浪(2014年のCSファイナルシリーズ)

 伝説の〝藤浪ガッツ〟をもう一度――。球団内外から阪神・藤浪晋太郎投手(26)の完全復活を望む声が上がっている。

 復帰登板となった7月23日の広島戦(甲子園)ではピレラの逆転満塁弾に泣き、同30日のヤクルト戦(神宮)は味方の失策にも足を引っ張られ、ここまで0勝2敗。しかし、いずれの試合でも藤浪は逆転される直前のイニングまで5回無失点、6回1失点と悪くなかった。3日に甲子園球場で行われた投手練習では軽めの調整で汗を流し、5日に予定されている本拠地での巨人戦先発に向け「(巨人は)いい打線だと思うので余計な走者を出さず、勝負どころでしっかり抑えたい。まずはチームに流れを呼び込めるような投球ができれば」と意気込んだ。

 そんな藤浪に球団内外から期待されているのが〝伝説のガッツポーズ〟の復活だ。巨人との決戦となった2014年のCSファイナルステージで第1戦のマウンドを任された当時プロ2年目の藤浪は最速157キロの速球を武器に7回1失点と好投。最後のイニングで無死満塁のピンチを背負うもセペダを併殺打、井端を一飛に仕留めると、マウンド上でシャウトし、渾身のガッツポーズを披露した。

 球団関係者は「当時、まだ入団2年目で周囲に遠慮がちだった藤浪が、感情をあそこまであらわにするシーンはとても印象的だった。ここまでつらい時間も長かったろうが、だからこそ今、全身全霊で荒ぶる藤浪の姿をもう一度見てみたい。矢野監督自身もガッツポーズが好きだし、何度でも見せてほしい」と熱望。球団OBも「(新型コロナ感染など)ネガティブな報道も多かったが、今も昔も晋太郎は自分たちの誇りであり、自慢。あのころのように心から野球を楽しんでいる彼の姿をもう一度みんなに届けてほしい」とエールを送る。

 舞台は本拠地甲子園で相手は宿敵巨人。〝藤浪復活祭〟の舞台としてこれ以上ふさわしいシチュエーションはない。