43歳の阪神・福留は「ウル虎マン」!! 親子ゲームの連戦出場もケロリ

2020年08月03日 11時00分

さすがの存在感を発揮している福留

 阪神が2日のDeNA戦(甲子園)に3―1で快勝し、連敗を3で止めた。0―1で迎えた6回表のピンチを2番手・馬場がしのぐと、その裏に一死二、三塁から4番・大山が右前に逆転2点適時打。8回にもダメ押しの1点を奪っての連敗脱出に、矢野燿大監督(51)は「全員で野球をやって、勝てたのは大きい」とホッと息をついた。

 先月7月31日~6日の巨人戦まで続く黄色の期間限定の「ウル虎の夏」ユニホームで初勝利。5割復帰を果たしたが、貯金量産、首位・巨人とのゲーム差を縮めるべく、“特別な夏”になるのは、何もこの戦闘服着用時に限ったことではない。

 コロナ禍で行われる今季は11月まで、ほぼ毎週6連戦が続く過密日程。さらにビジター試合での遠征時は練習量が例年に比べ極めて少なくなる傾向で、これを埋めるために首脳陣は、本拠地試合日には特守・特打などの早出練習で練習量の「貯金」を作りたい思惑がある。

 だが、実際に選手は、連戦続きで疲労困憊のときもあるだけに、若手選手に先々を見据えた打ち込みや課題を解消するための早出指令を出すか否かは、首脳陣は常に難しい判断を強いられている模様だ。

 しかし、そんな難題にチームで唯一“解決”に導く答えを持つ男がいる。43歳の球界最年長・福留孝介外野手だ。連戦が続くシーズンを消化している中でも、この男が肉体・体力面で「OK」なら、若手にも刺激を注入しやすくもなるというもの。実際に、福留は東京からの移動試合と7月31日のDeNAとの3連戦初戦にベンチ入り後、翌日のウエスタン・オリックス戦に打撃感覚調整のため、スタメン出場。梅雨明けの炎天下の鳴尾浜での二軍戦に出場後、さらには夜の一軍ナイターで出番に備えるという43歳とは思えぬ離れ業をケロリとやってのけた。

 タイミングもまさに絶妙だった。28日のヤクルト戦で大量20得点を奪い大勝後、打線は3試合連続で自軍投手陣に効果的に援護できず、1日には再び借金生活に転落。チームとしても一時の勢いを失い、状態が落ち気味な選手が増えてきた中でのベテランの意識の高い試合への準備に、首脳陣もナインも感化されないわけはない。

 連敗中、守備で度々、投手陣の足を引っ張った北條、熊谷ら野手陣らが連日の早出特守を敢行。来るシーズンの山場をにらみ、弱点撲滅&スタミナ強化への意識が間違いなく高まっている今夏の猛虎だ。