巨人・桜井俊貴投手(26)が2日の広島戦(東京ドーム)に先発。7安打5失点の乱調で自己最短の2回1/3でKOされた。

 3勝目をかけてマウンドに上がった右腕は初回、鈴木誠にいきなり左中間席へ先制の11号2ランを浴びる。2回には二塁打と四球で無死一、二塁とし、続く遠藤のバントした打球を素早く三塁に送球するが、岡本がベースの前に出ていたためオールセーフ。続く西川に右前適時打を許した。その後の無死満塁のピンチは何とかしのいだが、3回に一死二、三塁としたところで降板が告げられた。「先発として長いイニングを投げることができずに、中継ぎの方に迷惑をかけてしまいました」と唇をかんだ。

 好調だったG救援陣もこの日はコイ打線を止められず。2番手・大江が投手の遠藤に2点適時打を浴びれば、3番手・高木、4番手・田中豊も続けて失点を許し今季ワーストタイの9失点で大敗となった。

 原監督は桜井について「立ち上がりをもうひとつ工夫しないとね」と苦言。宮本投手チーフコーチは「もう一度ファームでやらせます」と二軍降格を明言した。