今季初スタメンマスクとなった巨人・岸田行倫捕手(23)が1日の広島戦(東京ドーム)で先発・田口麗斗投手(24)を好リード。7回2失点にまとめ、打っては2安打1打点の活躍で、11―3での勝利に貢献した。
 プロ3年目の岸田は阿部二軍監督が「彼しか打たないから」と4番で起用し続けた逸材だ。この日も2回に二塁内野安打、6回に右前打。打者一巡で再び回ってきた一死満塁の好機で中犠飛を放った。これで一軍では8打数4安打の打率5割となった。

 守備では足のケガから約1か月ぶりの一軍先発となった田口を牽引。お立ち台では「打撃をアピールしたいと思っていた。(田口とは)イニングごとにコミュニケーションをとりながら勝つことができた」と振り返った。

 原監督も「(岸田は)成長は非常にしている。(スタメンは)結構、早めに伝えていた。仕込みの部分というのはできていたと思います」と、フレッシュなバッテリーの出した結果にうなずいていた。