元阪神・藤田太陽氏はスーツとユニホームの二刀流で奮闘 会社では広報担当&クラブチームではヘッドコーチ兼投手

2020年08月01日 16時00分

自社マスクをPRする藤田太陽氏(本人提供)

【異業種で輝く元プロ野球選手】元阪神(2000年ドラフト1位)の投手で現在、クラブチームのロキテクノ富山野球部ヘッドコーチ兼投手の藤田太陽氏(40)がユニホーム、スーツで活躍の場を広げている。

 野球指導者としては24日に富山アルペンスタジアムで行われた「第110回JABA金獅子旗争奪富山県大会」の優勝に貢献。「これまでクラブチームの全国大会には出場経験はありますが、都市対抗はないので東京ドームに連れていってあげたい」と今後の目標を語った。

 さらに、勤務する株式会社ロキグループでは広報・広告宣伝担当として企業活動のPRに奮闘。元阪神のドラ1としての知名度を生かし、自社商品とプロ野球グッズのコラボなど数々の事業の仕掛け人として、全国を飛び回っている。

 中でも同社の新規事業として5月下旬から開始した、マスクの製造には野球部メンバーも従事。藤田氏は「コロナで世間が大変な時期に、少しでも社会のお役に立てればうれしい。そこに野球部のメンバーも携わっているという事実も知ってもらえればありがたいです」と思い入れを語った。

 同社傘下の株式会社ロキテクノでは主力製品を産業用のプロセスフィルターとしている。その主要材料である不織布に関する知見、加工ノウハウをマスク製造にフィードバック。製品は純国産、立体三層構造でウイルス飛沫や微粒子を99%カットする性能を誇る(1箱50枚入り、3800円、トロイカデザインストアWEBサイトで販売)とのこと。商品PRをする様子も、さすがは宣伝担当といったところだ。

 引退してから7年が経過。方向性を模索しながら第2の人生を歩んできた藤田氏だが、現在の立ち位置に生きがいを感じている。「指導者として野球にも、仕事にもしっかり取り組む大切さを伝えて、社内でも、一般社会でも通用する人材育成を心掛けたい」と話す横顔には、充実感が漂っていた。