ギータも生かす〝つながる4番〟ソフトバンク・中村晃の凄み

2020年08月01日 10時00分

つなぎの4番・中村晃がいるからソフトバンクは強い

 首位・ソフトバンクが獅子の連勝男・ニールを攻略して31日の西武戦(ペイペイ)に5―4で勝利した。相手エースの昨季からの連勝は「13」でストップした。

 3回に四球を挟み5連打を浴びせて4点を奪った攻撃が大きかった。最後は同点の6回に明石の決勝ソロで土をつけた。試合後の工藤監督は「つながり」というフレーズを強調して喜びを表現。「つながるというと投手に大きなプレッシャーがかけられる。うちには本塁打を打てる打者もいるけど、つなぎを大事にこれからもやっていきたい」と笑みを浮かべた。

 その中心にいる象徴的な存在が、4番に入っている中村晃外野手(30)だ。不振のバレンティンに代わって4番に定着すると、チームは上昇気流に乗った。「(3番の)柳田の四球が異常に多い中で、その後ろに穴が少なくて、粘って四球も取れる晃がいることは大きい。柳田を歩かせるとつながっていく可能性があるので、相手からしたら嫌な並びでしょうね」(チームスタッフ)

 際どいところに投げても見逃され、甘く入ると痛打される。その打撃がこれ以上なく4番としてハマっているのだ。しかも中村晃は勝負強い打者で、現在の得点圏打率は驚異の6割2分5厘(16打数10安打)を誇る。出塁率5割超えの柳田が日本タイ記録の月間32得点をマークできたのも、中村晃が17日から背後に座っていたことも大きかった。

 王球団会長をして「うちのチームは柳田がいて、松田がいてだけど、そこに中村がいて、いい形なんだよね」と評価する男が、鷹の理想的な4番打者として定着している。