巨人は打てなくても強い! 畠退場の緊急事態も一丸リレーでコイ倒 

2020年07月31日 21時58分

プロ初勝利を挙げた大江竜聖の腕を掲げて祝福した原監督

 アクシデントを全員野球で乗り越えた。巨人が31日の広島戦(東京ドーム)を2―1で辛勝し、連敗を2で止めた。

 まさかの事態は2―1と1点リードで迎えた5回に起きた。一死後、今季初の先発となった畠が会沢に投じた2球目がヘルメットの左側頭部を直撃し、危険球退場となった。久々の一軍マウンド。フォームも右腕をいったんダラリと下げてから投げる新スタイルへと変更し、ファームで結果を残した。

「一人ひとり、1イニング、1イニングを大切に丁寧に投げたいと思う。いい投球を見せ。勝ってチャンスをものにしたい」と臨んだ今回の登板は3回まで無安打投球。4回に先頭の西川に一発を浴びたものの、その後も安定感を見せていただけに、まさに無念の降板となった。

 しかし、後続の投手陣が奮起する。スクランブル登板となった鍵谷が後続をピシャリと封じると、6回は変則左腕・大江、7回は大竹が、一死一、二塁のピンチを背負うも堂林、田中を連続三振。19年目のベテランは控えめながらガッツポーズを決めベンチへ戻った。

 見事に踏ん張った投手陣だが、攻撃陣は広島先発の黄金ルーキー・森下相手に、3回まで6四死球を選ぶも無失点。1点ビハインドの4回一死一、二塁から1番・亀井が森下のカットボールを右前へ。「集中してしっかり打つことができたね!」という一打で同点に追いつくと、坂本も右前打で続き再び一、二塁。ここで丸がまたも森下のカットを右前へポトリ…。

「気持ちだけで打ちました」というタイムリーで勝ち越しに成功した。打てなくてもその分は逃げ切って、そして守り抜いて勝つ。前カードのDeNA戦ではあと一本が出ず、ロースコアで連敗を喫しているだけに気になるが、投手陣が見事にカバー。だから、今年の巨人はズルズルとはいかない。連敗を止め、首位もがっちりキープ。その牙城は簡単には崩れない。