今季初先発した巨人の畠世周投手(26)が31日の広島戦(東京ドーム)の5回一死、会沢への頭部死球により危険球退場となった。
味方打線が4回に2点を奪い逆転に成功。今季初勝利の権利がかかる5回だった。先頭の松山を遊ゴロに仕留めた直後、会沢への2球目149キロ直球がすっぽ抜けた。シュート回転したボールは会沢のヘルメットを直撃。球審は即座に畠に退場を命じた。
右腕にとってようやく巡ってきたチャンスだった。2月下旬に右肩を痛めて開幕ローテを逃し、二軍で好成績を残しながらチャンスをうかがっていた。サンチェスの故障、今村の二軍落ちにより今季初登板が回ってきた。
5回までは西川のソロのみと1安打投球。今季初白星まで残り二死だった。会沢に頭を下げた右腕は肩を落としてベンチに下がった。原監督も球審にジャッジを確認しながら2番手・鍵谷を告げた。