日本ハムが30日のオリックス戦(札幌ドーム)に7―3で快勝し、今季初の3連勝を飾った。先発の杉浦稔大投手(28)は移籍後最長となる7回1/3を投げて4安打1四球1失点と好投。チームトップタイの3勝目を挙げた。

 序盤から圧巻の投球だった。4回までに許した安打は初回先頭の宗の中前打のみ。キレのある直球を武器に相手打線を封じ込めた。7―0の5回一死一、二塁の場面で伏見に中前へはじき返されて1点は失ったが、なおも一、二塁のピンチで山足を一飛、佐野を一ゴロに打ち取って最少失点で切り抜けた。

 8回途中から堀、金子の救援は仰いだものの、自身2連勝でお立ち台に上がった杉浦は「序盤に大量点を取ってもらえたので、あとは自分の投球に集中して投げることができました。点差もあったので、なるべく長いイニングを投げて中継ぎ休ませたいなと思っていました。(降板した8回は)行ったからには最後まで投げたかったです」と勝利を喜びつつ、悔しさもにじませていた。