主砲の遺伝子が騒ぐ!? ロッテ・安田が4番に座って〝覚醒〟

2020年07月29日 06時15分

2ランを放った安田。主砲の風格が漂う

 やはり地位は人をつくるのか。ロッテの安田尚憲内野手(21)が4番に座って以降、大暴れを見せている。大乱戦の末に13―12でサヨナラ勝ちした28日の楽天戦(ZOZOマリン)では4回に辛島から3号2ランを右中間スタンドに放り込み「もっともっとチームに貢献できるように頑張ります」とコメントした。

 21日の西武戦から4番の座を任された若き主砲はその日試合前まで、打率1割7分2厘、2本塁打、5打点と低迷。周囲の多くが「4番の重責を担わせるのは時期尚早では」と井口監督の大抜てきに疑問の声が飛び交ったほどだった。

 ところが、実際に4番に座ると安田は〝激変〟。21日の試合で2安打1打点と即座に結果を残すと、その後も勢いが止まらない。結局、西武6連戦を通算23打数8安打、打率3割4分8厘(4打点)で乗り切ると、28日の楽天戦でも1本塁打を含む2安打をマーク。今季序盤、平然とファーストストライクを見逃す消極的な打撃はどこへやら。今では打席内で主軸の風格すら漂わせている。

 それにしても、なぜ4番になって安田は「覚醒」したのか。この要因を周囲は4番という「地位」を与えたことが大きいとみている。

 人はそれなりの地位を与えられると、その場にふさわしい人物に成長しようとするもの。安田はまさにそのタイプのようで「4番に座ると自分自身で『チームの中心選手として打たないと』という自覚みたいなものが高まってくるんだろう。下位打線の時にはそういう覇気みたいなものが感じられなかったから。(井口)監督の思い切った抜てきに尽きるよね」とはチーム関係者。

 ちなみに当の井口監督は安田が4番になって以降打ち始めたことについて「(小さいころから)4番しか打ったことがないでしょうから。(4番が)しっくりくるんじゃないですか」と笑み。主砲の遺伝子を持つ安田はやはり…4番じゃないと力が入らない!?