与田継投に中日OBが待った! 余力十分の福谷交代に「先発を早く降ろし過ぎ」

2020年07月29日 06時15分

最下位脱出した与田監督だが采配にまたも注文が…

 最下位脱出も不安だらけだ。中日は28日の広島戦(マツダ)で3―2と接戦を制し、最下位を脱出。広島と入れ替わって5位に浮上した。勝つには勝ったものの、すんなり喜べない事情もある。

 この日は今季初登板初先発の福谷浩司(29)が6回4安打無失点と好投。わずか81球で10三振を奪い、余力も十分と思われたが、1点リードした7回一死一、二塁の好機で代打を送られた。その後、救援陣が逆転を許して福谷の今季初勝利はお預けとなったが、8回に再逆転に成功して逃げ切った。

 試合中のコメントで福谷は「先発をやって初めて完封が少しだけ見えたので、最後まで行きたかった。行けなくて悔しいです」。さらに試合後も「完封を目標にやってきただけに最後まで投げられなくて悔しい」と心情を吐露した。

 降板理由について与田監督は「5回にちょっと足がつって、それで6回を何とか乗り切ったんだけれども、打順が回ってあそこはチャンスだったのもあるし、今季初登板で、そう無理もさせたくなかったので。徐々に投げてくれていったらいい」と説明しつつ「素晴らしいのひと言」と好投を褒めたたえた。

 しかし、あるOBは「5回にちょっと足がつったといっても、6回は2三振を奪って元気いっぱいだったし、打順が回ってこなければ、7回も行かせてたということになってしまう。何はともあれ福谷本人が、そこまで悔しがっているわけだし、かわいそう。足がつったことも実はたいしたことがなくて、状態もすごく良かったと思うし、できれば本人の気持ちもくんでやってほしかった」と指摘する。

 別のOBも「前回(26日阪神戦)の梅津のとき(6回2失点)もそうだし、とにかく先発投手を早くマウンドから降ろしすぎる。もっと選手を信頼してやってもいいのでは。終盤にリリーフ陣が炎上するケースが増えているし、こんな使い方を続けていたらリリーフ陣が疲弊してしまって、シーズン終盤の大事なときに浮上できなくなってしまうよ」と警鐘を鳴らした。

 与田監督は「野手も頑張っている中で、何とか僅差で逃げ切る采配をしなければいけないですね」とは言うが、先発陣の〝過保護〟から救援陣がパンクしてしまったら元も子もないことになってしまいそうだ。