フルスイングで1000安打! 世界の王もうなるソフトバンク・柳田の凄み

2020年07月29日 00時58分

節目の1000安打も代名詞のフルスイングで達成した柳田

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(31)が、28日の西武戦(ペイペイドーム)で通算1000安打を達成した。

 3回一死一塁の場面で西武先発・今井の147キロ直球を捉えて、あっという間に右翼フェンス上部に直撃するシングルヒット。史上306人目の節目に到達した柳田は「プロ入りした時は、プロで1本打つ事が目標で、まさか自分がこんなにヒットを打てると思っていませんでした。これからも試合に出続けて、チームの勝利に貢献出来るヒットを打てるように頑張ります」と話した。

 代名詞のフルスイングで圧巻のアーチを放つ。その中でも高い確実性を誇り高打率を残すのが柳田オリジナルともいえる強みだ。現在も打率3割8分3厘でパ・リーグの首位打者を快走中。通算打率も3割2分1厘で、これは規定に設定されている4000打数には届いていないものの、歴代1位のヤクルト・青木の打率3割2分6厘に迫る数字だ。(2位はロッテに在籍したリーの打率3割2分)。

 では、なぜフルスイングの中で高打率が残せるのか。トリプルスリーを達成してブレークした2015年。王球団会長は次のように本紙に話している。「(打撃が)形にはまらない。それが相手からしたら一番嫌なんじゃないかな。形にはまる人というのは、こうやっておけば抑えられるというのがあるんだけど。我々の時代は形がありきで、形がなければ確率が悪いという時代だった。それから50年か。変わってきているということじゃないかな」。

 そこから5年――。柳田は「打撃は毎回、相手も球場も違う。その中で対応していかないといけないので」と話してもいるが、その規格外の打撃はさらに凄みに加えて円熟味も増してきている。本塁打数もさることながら、打率、そして現在5割7厘の出塁率でも、とんでもない数字を叩き出しそうなシーズンだ。