巨人・原監督 岡本驚弾に「まあ、パワーでしょうな」最速20勝到達に笑い止まらず

2020年07月28日 22時42分

東京ドーム今季初の有観客試合を勝ってファンの前でインタビューに応じた巨人・原監督

 当然〝まんざらでもない〟心境だろう。巨人が、28日のDeNA戦(東京ドーム)に4―2で勝利。先発したエース・菅野が7回を2失点の粘投で無傷の5勝目。チームは両リーグ最速の20勝に到達した。ホームで最初の有観客試合を白星で飾り、首位固めは着々と進行中だ。

 実に279日ぶりという本拠地での有観客試合。指揮官自ら「東京ドームにファンが来てくれ、その中でプレーできるという高揚感は非常にありましたね」と語った1戦を見事白星で飾った。

 菅野は「調子は悪かった部類」としながらも、立ち上がりの1失点以降は粘りの投球。7回まで120球を要したが、百戦錬磨の経験から得た〝引き出しの多さ〟を巧みに使い分けた。1点を奪われ、なお二死二、三塁のピンチや1番から始まる7回など、要所になるとキッチリ三振を奪い〝悪いなりに抑える〟という高等技術で乗り切った。

 そんなエースを力強く後押ししたのは、主将と主砲の一発だった。初回、先取点を奪われた直後、2番・坂本が右中間スタンドへ5号同点ソロ。これには原監督も「だいぶ自分のポイントで振れるようになってきましたね。凡打の内容も良くなってきていますね」とひと安心といった様子だったが、やはり手厳しいのは2代目若大将・岡本に対してだった。

 同点の4回、内角高めの直球をシバき上げ、長い滞空時間で左翼ポール際まで運ぶ12号勝ち越しソロ。岡本自身は「しっかり、強く、振り抜くことができました」と自画自賛のコメントだったが、指揮官は「ええ、ええ。まあ、パワーでしょうな」と一言で終了。やはり、自身も張ってきた「4番」に対してはシビアに評した。

 しかし、快調な滑り出しで両リーグ20勝一番乗りを果たしたことについて聞かれると「まあまあ、まだ振り返るのは早いね。まだまだ」と言いつつも、「エッヘッヘ」とまんざら。120試合、プレーオフなしという日程から、〝ロケットスタート〟を厳命していただけに、うれしくないはずはない。本拠地では次カードの広島戦を含め残り5試合、内弁慶モードで一気に首位独走となるか。