辻監督は信頼絶大 西武3連覇のカギ握る〝ブルペンコア4〟

2020年07月27日 11時58分

西武ブルペンに今季新加入したギャレット

 西武が盤石の〝ブルペンコア4〟を戦いの中心に据え勝負の10月をにらんでいる。

 26日のロッテ戦(メットライフ)に4ー2と逆転勝ちしこのカードを4勝2敗と勝ち越した西武。首位・ソフトバンクに1ゲーム差とし28日からの福岡6連戦に乗り込む。

 この日は19年目の中村、栗山のベテランコンビが効果的な3本の適時二塁打と気を吐き勝ちを拾ったが、野手のコア4〝森山外源〟は依然、打率2割4~6分付近を低空飛行。特に昨年の首位打者・森はここ10試合で打率1割8分2厘、0打点と絶不調の最中にいる。

 上がってこない上位打線の状態もあり、辻監督は「大きく負け越さないようにまず5割」という中期戦略を立て、チーム力の整備に重きを置きながら「勝負の10月」をにらんでいる。

 その西武の戦いにおいてリーグを連覇した過去2年との大きな違いはブルペンのグレードアップだ。昨年、パ・リーグ記録を更新する81試合登板と大車輪の働きをした平井(3勝1敗9ホールド、防御率3・52)と守護神・増田(2勝9セーブ、防御率0・69)に加え、今季はこの1週間で誕生した「160キロデュオ」平良(6ホールド、防御率2・03)、ギャレット(2勝10ホールド、防御率0・59)が圧倒的な存在感を放っている。

 26日の試合でも1点ビハインドだった6回以降をこの〝コア4〟が無安打無失点継投でつなぐと、6回に中村、栗山コンビの連続適時二塁打などで3点をもぎ取り逆転に成功。相手に付け入るスキすら与えなかった4枚への信頼を、指揮官は「それ(方程式の存在)がチームにとって一番いい形。投げている(先発)投手も1点でも少なく抑えていれば(勝つ)チャンスが出てくるという気持ちになれる」と語っている。

 いずれにしても、今年の西武の勝ちパターンはいかにいい形でこの〝コア4〟につなぎ、そして疲弊させずに勝負の10月を迎えるかにチームの戦略が移行している。

 そして、そのブルペン運用もいまのところ万全。今季から15年ぶりに投手コーチとして西武に復帰した豊田清投手コーチが緻密な「連投の管理」を行い、ここまで31試合を消化して3連投したのはギャレット、増田(いずれも6月26~28日ホークス戦)の2度のみ。コア4に本格的なムチを入れる10月までは、いかにブルペン陣を無理使いせずフレッシュな状態を保つか。そのカギがこの時期のブルペン運用「2連投で1日休み」のようだ。