満点Gデビューの田中豊樹は「もう苦労人」 原監督が明かした背番号「19」付与のウラ

2020年07月26日 23時09分

一軍昇格の田中豊は背番号「19」のユニホームが間に合わず「018」で登板

 支配下登録され、即一軍昇格した巨人の田中豊樹投手(26)が26日のヤクルト戦(神宮)で5点リードの9回に3番手で登板。1イニングをわずか13球で無安打無失点に抑える満点デビューを果たした。

 最後の打者・上田を148キロの直球で中飛に打ち取ると、思わずガッツポーズが出た。2015年ドラフトで日本ハムに5位指名されて入団。18年までの3シーズンで計31試合に登板したが、昨年はプロ入り初の一軍登板機会なしでオフに戦力外となった。育成契約で巨人入りし、この日に支配下登録を勝ち取ったばかり。「一度、戦力外を経験して、何とかもう一度、一軍の舞台でやりたいというのがあった。やっとスタート地点に立てたというのが率直な思いです」と意気込んでいた。

 急な支配下昇格により背番号「19」のユニホームが間に合わず、これまでの背番号「018」でマウンドに立った。上原、菅野らエースがつけた背番号に「正直、びっくりというのが一番最初にありました」。それでも受け取った以上は番号に恥じない活躍を求められる。5年目右腕は「上原さんの雑草魂。自分も本当にエリートじゃなかったので上原さんのような雑草魂で這い上がっていきたいと思います」と目を輝かせる。

 キャンプからアドバイスを送ってきた原監督は「育成選手とはいえ、経験というのは持っている投手。物おじせずにね、本来の投球をやってくれたんじゃないですかね」と合格点を出した。背番号については「宮本投手コーチと話をして『もう苦労人だよ、いい番号をあげてくれ』ということで。期待に応えてくれることを願っています。ジャイアンツにとっては(支配下70人枠の)69番目ですから。非常に大事な1枠を彼に使ったわけですから、期待というのはそこで理解してくれるといいですね」との裏話を披露し、今後の活躍を願っていた。