阪神・近本光司外野手が26日の中日戦で4安打2打点をマーク。5戦連続でスタメンから外されていた悔しさを、バットで晴らした。

 0―3と3点のビハインドを背負った5回の第3打席では、低めの球を中前へ落とす技アリの適時打。チームの逆転劇へ号砲を鳴らす価値ある一打となった。

「久々のスタメンだったので、変に力を入れずに行こうと意識していた。率が率なんで、これからも打っていかないといけない」と振り返った近本は、この日の試合前まで打率1割9分4厘と苦しんできた。

「(数字が残せない中)コーチの方々をはじめ様々な方々にアドバイスを頂いてきた。それがようやく形になりかけてきたのかもしれない」と笑顔を見せた虎のスピードスター。〝2年目のジンクス〟という言葉はこの男には似合わない。