25日、阪神はナゴヤドームでの中日戦に0―1で敗れた。

 試合は6回まで阪神・西、中日の勝野の息詰まる投手戦で両軍無得点。6回まで108球の粘投で竜打線に本塁を踏ませなかった西だったが、7回二死三塁で迎えた井領への遊ゴロが、不運な形で適時内野安打となり、均衡を破られ、結局、これが決勝点に。猛虎打線は4安打と元気がなく、今季3度目の完封負けを喫した。

 これで再び勝率5割に逆戻り。試合前には、貴重な左の中継ぎ左腕・岩崎が左ヒジの張りを訴えて、登録抹消。23日に右手骨折で離脱したキャプテン・糸原に加えて、今週は投打の主力格の故障離脱が相次いでいる。ブルペン陣の代役にはガンケルを補充したが矢野監督は、試合後も「1人でも2人でも(ファームから)出てきてほしい」と手薄な中継ぎ陣を気にかけていた。