バレ砲負傷でソフトバンク・工藤監督が異例のお願い「誰か開発してくれませんか」

2020年07月25日 00時00分

自打球をあて負傷したバレンティン

 ソフトバンクは24日の日本ハム戦(ペイペイドーム)に4―1で快勝。先発の東浜が7回1失点の好投で2勝目を挙げた。打線は柳田の同点打、中村晃の勝ち越し打、栗原のダメ押し弾などで効果的に得点。投打が噛み合っての勝利で、今季初の単独首位に立った。

 一つ気掛かりだったのは、バレンティンが3回に自打球を左足爪先付近に当てて途中交代したこと。試合後、工藤監督は状態について「骨には異常がないとのことだったので、また明日、様子を見てですね」と説明し、バレ砲を襲った不運に表情をくもらせた。

 かねて故障予防に一家言を持つ工藤監督。ゆえに、自打球による野手のケガを減らしたいとの思いは強い。この日、バレ砲の負傷を目の当たりにして、閉じ込めていた思いを吐露した。「(バレンティンは)まあちょっと(レガースを)してないですからね。ちょっと最近、足の甲とか、爪先とかに当たる選手が多い」と語ると、こう続けた。「何とか改良できないかなと思います。なんだかんだ(足の甲まで覆う)カバーがついているやつだと、走ってる時にカパカパ鳴っちゃうのを嫌うんですよね、選手が。そうならないように、誰か開発してくれないですか」。時折、笑みを浮かべながらだが、言葉は熱を帯びていた。本来ならば、スパイクの爪先付近まで覆うレガースの着用を強く求めたい。だが、選手には気持ちよくプレーしてもらいたいとの思いもある。指揮官としての希望とプレーヤーズファーストのはざまで揺れる中、防具改良という異例のお願いとなった。

 最後も重ね重ね「スパイクを頑丈にしても軽さが変わらないとか…。そういうの、どなたか作っていただければ。僕らもそう(強く)言えないんですけど…。本当はつけてほしいんです…」とも語った工藤監督。鷹の将から飛び出した異例のお願い――。業界の動きも含め、注目だ。