巨人の二軍が23日、この日予定されていたイースタン・DeNA戦(ジャイアンツ球場)が雨天中止となったため、室内練習場で練習を実施。全体練習終了後には、阿部慎之助二軍監督による特別練習が行われた。

 指導を受けたのは、山本泰寛内野手、山瀬慎之助捕手の2名。両選手は阿部二軍監督から「打撃時のポイントでの力の入れ方」についてアドバイスを受けると、練習場の隅に設置されていたサンドバッグを用いて実践練習を行った。指揮官の指導の下、両選手が順番にサンドバッグへ力強くバットを振り込んでいき、手応えを確認。スイングごとに身振り手振りを交えた指導を受け、細かい修正を行っていった。

 山本は「球を捉える際は強く捉えないといけない。そのためにどうしたらいいか、説明を受けました」とこの日の講義内容を説明。「自分が思っていることと、映像で見たものに違いがありました。今後も(練習方法の)引き出しにしていけたら」と話した。

 一方の山瀬も「(今までは)強く叩けるポイントを勘違いしていました。バッドのヘッドが下がっていて力が伝わりにくかったんですが、立てることで力が伝わりやすくなることが分かりました」と充実の表情。一軍昇格を目指す若手ナインが、サンドバッグ練習法で打撃開眼を狙う。