西武は22日のロッテ戦(メットライフ)に1ー2と接戦を落とし5割に逆戻り。ロッテと入れ替わり4位に後退した。

 試合後、辻監督は「(高橋光は)粘ったといえば粘った。試合展開からいったらこういうことはよくあること。向こうもいい投球されたら点は取れない。先に点をやってしまったというところでもう少し粘り切れなかった。やっぱり下位(打線)から始まった失点がもったいなかった、あとはあそこ(6回)のホームランも痛かった」と5回、6回の失点場面を振り返った。

 先発・高橋光は7回2失点。これが高卒1、2年目の投手なら大喝采だ。しかし、近い将来、エースになってもらわなければ困る右腕であればこの粘投に満足していては駄目。状態の悪い時でも試合を作り、どんな時でも勝ちにこだわる投球を追及していかなければ、接戦で勝てるエースの座は向こうから近づいては来ないからだ。

 高橋光は「何とか粘れたのでよかった。(井上の本塁打は)甘く入ったボール。あそこはしっかり厳しいところに投げないといけない場面だったので次に生かしたいと思う。いつもなら途中で代わってしまったり6回で交代してしまうんですが、7回を投げ切れたことは自信につなげて次回以降もしっかり投げ切れるようにしたい」とこの日の120球を振り返っていた。