巨人・原辰徳監督の大胆起用に、ナゴヤドームがにわかにどよめいた。開幕直後に楽天からトレード加入したゼラス・ウィーラー内野手を22日の中日戦で、来日初となる二塁で起用したのだ。

「セカンド・ウィーラー」が場内にアナウンスされたのは7回の守備だった。「5番・一塁」でスタメン出場させていたが、途中から守備位置を変更させた。日本でプレーするのは今季で6年目。楽天時代を含めて二塁を守ったことはないが、2014年のヤンキース傘下のマイナー時代に経験がある。

 巨人移籍後の練習では左翼や一塁だけでなく二塁でもノックを受けており、リーグ連覇を狙う原巨人にまた新たなオプションが加わった格好だ。