驚異の4割打者・堂林を止めるのは藤浪か…広島が警戒

2020年07月20日 06時15分

首位打者をキープする堂林

 久々の甲子園V投手対決は実現するか…。広島・堂林翔太内野手(28)は驚異の打率4割3分4厘(19日時点)で首位打者をキープ。守備でもチームの泣きどころだった三塁に再挑戦し、好プレーを連発するなど今や不可欠な戦力だ。だからこそ周囲は23日の阪神戦(甲子園)を前にヤキモキしているという。阪神は同日に二軍調整中だった藤浪晋太郎投手(26)が今季初先発する予定で、そこに堂林をスタメン出場させるべきかどうかがチーム内で焦点となっているのだ。

 昨年まではどの球団も制球に難がある藤浪の登板時は〝右打者隠し〟をして露骨に左打者ばかりを並べてきた。死球による負傷や、内角をえぐられることで打撃不振につながることを恐れての手段で、広島サイドも藤浪との対戦を望む鈴木誠を除き、ほとんどの右打者は対戦を避けるよう首脳陣が配慮してきた。

 そこで今回の堂林だ。戦力としては当然起用したいところだが、チーム関係者は「開幕から絶好調でひと皮むけようとしている。死球を当てられなかったとしても、打席に立つことで打撃を崩す可能性だってある。本人は『いきます』と言うだろうが、立たせない方がいいのでないか…」と好調維持のため〝回避〟を勧める。一方で「今のチーム状況で堂林以外に3番を任せられる選手はいない」(球団スタッフ)との声も。今季ワーストタイの4つにまで膨らんだ借金を完済するためにも堂林は欠かせないという考え方だ。

 コイのプリンスは「1本でも多く安打を打てるようにとにかく泥くさくやっていく」と前だけを見ている。2人の最後の対戦は2016年8月17日で堂林は代打で二飛に打ち取られた。09年の夏を制した堂林VS12年春夏連覇の藤浪。回り道してきたスター同士の対決は、実現すれば盛り上がること間違いなしだ。