岡本のせっかくの〝ファインプレー〟がふいになった。19日のDeNA戦(横浜)、2―1と巨人1点リードの3回裏、先頭打者のソトが先発・桜井の高めに入ったカットボールを強振。ライナー性の打球は左翼ポール際上段へ吸い込まれた。

 失意の同点被弾…しかし、打球の行方を見逃さなかった三塁手・岡本が大きく「ファウルです!」といわんばかりの大きなジャスチャー。これに原監督がすかさずリクエストを要求した。打球の行方がオーロラビジョンにスローで何度も映し出されるたび、観客はホームランを確信する拍手で盛り上げたが、判定は「ファウル」。

 巨人ベンチもがっかり、からのファウル判定。岡本の起死回生の好プレーで〝命拾い〟した格好の桜井だったが、その後フルカウントに持ち込まれると、6球目のカーブをドンピシャのタイミングで振り抜かれ、無情にも左中間スタンド中段へ…。疑いようもない同点本塁打を浴びてしまった。