高校時代もあわや交通事故で…阪神・青柳の優れた危機回避能力

2020年07月18日 06時15分

青柳の危機回避能力は凄かった

 阪神の青柳晃洋投手(26)が17日の中日戦(甲子園)で7回4安打1失点と好投し、ハーラートップタイの3勝目をマークした。許した得点は4回のビシエドのソロのみ。試合後は「ストライク先行で、と梅野さんと話してその通りできたのでよかった」とコメントした。

 今季はここまで4試合の登板で2失点以上を喫しておらず、抜群の安定感を見せている。この日も2回二死一、三塁、7回一死二塁のピンチで後続をきっちり斬り、危険を回避。余計な得点を与えなかった。

 そんな危機回避能力に優れる青柳だが、高校時代にもその長所を大いに発揮する出来事があった。神奈川・川崎工科高出身の青柳は、自宅のある横浜市内から川崎まで毎日自転車で通っていた。10キロ以上もあり、さらに山も多い道のりを往復していたのだが、その道中に交通事故に巻き込まれたことがあったという。

 川崎工科高野球部の後援会を結成するなど、青柳と親交が深い三浦尚敏氏(62)は「1度目は交差点で止まっていたら、目の前で乗用車同士がぶつかって、ぶつかったうちの一台が青柳の方に向かってきたんです。とっさに飛びのいて本人は無事だったんですが、自転車がぐちゃぐちゃになりました」と明かす。

 それだけではない。「2度目は自転車に乗っていて、後ろからバスに追突されました」(三浦氏)。ここでもかろうじて難を逃れた青柳だったが、自転車の方は…言うまでもない。

 三浦氏は「無事是名馬というか、もしそれでケガでもしていたらプロに行けなかったかもしれませんね」と語るが、選手生命だけでなく命すら危ぶまれる出来事に出くわしながら無事に切り抜けたあたりは、まさに青柳の危機回避能力が如実に表れた格好だ。

 その高い能力を生かし切れば…。今季の目標勝ち星とする13勝の実現も十分に可能だ。