ソフトバンク笠谷がスクランブル登板でプロ初勝利! 広島ドラ1右腕も憧れたセンスよ花開け 

2020年07月17日 22時01分

プロ初勝利のソフトバンク・笠谷俊介

 ソフトバンクの6年目左腕・笠谷俊介投手(23)が、17日のオリックス戦(京セラ)でプロ初勝利を挙げた。先発の東浜が2回に右足首付近に打球を受けるアクシデントもあり、3回で降板。その後を受けてマウンドに上がると、2イニングを完璧に封じた。

「急な登板でしたが、落ち着いて投げることができました。反省することもありますが、0に抑えることができてよかったです」ストライク先行のテンポのいい投球が攻撃陣の援護を引き出した。

 身長173センチながら150キロを超える速球を投げ込む。高校時代は通算16本塁打と野手としての才能もあふれる抜群の野球センスを誇った。大分商時代、1年後輩だった今年の広島ドラ1・森下や川瀬(ソフトバンク)は、そんな笠谷の背中を追ってプロを志した。

 今月8日の楽天戦、ムーアの故障により急きょ巡ってきた先発チャンスで2回7失点と悔しい思いをした。今季にかける思いは強い。肝が据わった23歳は今年1月に「プロにも賞味期限がありますからね」と悲壮な覚悟を見せた。

 常勝軍団で居場所をつかむ難しさを痛感している。「今年は期待しといてください!」。自らにハッパをかけてから半年。プロ初勝利の喜びは、きっと一夜限りのはずだ。