西武・今井乱調4回7四球5失点KO…〝師匠〟涌井に恩返しならず

2020年07月15日 20時52分

西武・今井達也

 西武・今井達也投手(22)が15日の楽天戦(楽天生命パーク)に先発したが、今季ワースト7四球などから4回5失点と崩れ、無念のKO降板となった。 

 16年のドラフト1位・今井の今季楽天戦初登板は、04年のドラフト1位・涌井と雨中の師弟対決となった。今年1月、千葉・館山での自主トレで涌井に弟子入りした今井。きつい走力メニュー中心のトレーニングをこなしながら数日間、寝食を共にした涌井に対し「いい成績を残すことが恩返し」と誓った初対戦だった。だが、師弟の明暗はくっきり分かれた。

 雨の中、ポーカーフェースで淡々と打者を料理していく涌井に対して、先にしびれを切らしたのはやはり今井の方だった。3回、簡単に二死としながら鈴木、茂木、浅村に三者連続四球で突然満塁のピンチ。ここは何とか切り抜けたが、早くも3巡目の対戦となった4回に〝決壊〟した。

 またも二死から二塁打と連続四球で満塁の危機を招くと、生命線である左打者への内角シュートの制球が急に怪しくなる。細かいコース要求をあきらめたか、捕手・森が鈴木大の2球目、真ん中にミットを構えると、ここで〝要求通り〟146キロストレートがど真ん中へ…。

 鈴木大のフルスイングとともに放たれた鋭い打球は右前で跳ね、2点先制打。これで糸が切れたか、続く茂木に真ん中直球をバックスクリーンまで運ばれる痛恨の3ランでノックアウト。冷たい雨の中、淡々と打者と勝負していた涌井とは対照的に、常に勝負の相手が〝自分〟だった今井。そのレベルの差は一朝一夕に埋められる距離ではなさそうだ。