阪神・秋山が今季初勝利 メンタルトレで〝イチロー並みライフスキル〟

2020年07月15日 06時15分

メンタルトレの成果を見せた秋山拓巳

 阪神の秋山拓巳投手(29)が14日のヤクルト戦(甲子園)に先発し、6回3安打3失点の力投で今季初勝利を手にした。

 初回に山田哲、青木に連続四球を与え、続く村上の適時打で先制を許す不安な立ち上がり。逆転してもらった直後の5回は、西田に同点ソロを被弾し「立ち上がりや味方に点を取ってもらった後の失点など、反省点の多いピッチングだった」と振り返ったが、粘りの投球で味方の援護を呼び込んだ。

 今季の秋山は、2014年オフから続けるメンタルトレーニングの成果が「完成形」に近づいているという。結果や周囲の目にとらわれる自分にまず気づき、その上で、いかに目の前のことに一生懸命になれるか、それを楽しめるか。そうして自然体をつくる力(ライフスキル)を高めてきた。

 そんな訓練を、女子プロゴルファーの勝みなみやサッカーJ2長崎などのメンタルアドバイザーを務めるスポーツドクター辻秀一氏と行ってきた。辻氏いわく「当初はメンタル的に弱い部分を持っていた秋山だが、今では高いレベルでライフスキルを発揮できるようになった」という。

 その理想像として辻氏は元メジャーリーガーのイチローの名を挙げ「常に自然体。高いライフスキルを持っている」と語る。秋山もその領域に近づきつつあることを感じさせるという。

 そんな心の境地に到達となれば…。今季の秋山にはシーズン通しての活躍を期待してもよさそうだ。