監督の次はヘッドコーチに…。巨人・澤村拓一投手(32)が14日の広島戦(マツダ)で7点リードの6回から2番手でマウンドに上がった。

 しかし簡単に二死を奪った後、6番・会沢に3球連続ボール。6球目の154キロ直球を中前打されると、続く堂林には初球153キロを左中間二塁打され、1失点で降板。ベンチでは元木ヘッドコーチから〝アドバイス〟を受けるなど、信頼回復の第一歩とはならなかった。ちなみに1日には原監督から厳しい〝公開説教〟を受けている。

 6日に抹消されたデラロサに代わり守護神に指名された澤村だったが、12日のヤクルト戦(ほっともっと神戸)で1点ビハインドの9回に登板し2四死球。無失点で降板したものの、一夜明けた13日に宮本投手チーフコーチが「監督と(今後)どういうふうにしようかと」まさかの再検討に入ったことを明かしていた。

 くしくもこの日、楽天から変則左腕・高梨をトレードで獲得したことを発表。近日中の一軍合流が予定されている。実績からしても終盤、勝ちパターンでの起用が濃厚だ。155キロを超える剛球を持つ背番号15がこのままくすぶってしまうのはあまりに惜しい。