巨人・澤村 首脳陣の信頼得られず守護神「再検討」へ

2020年07月13日 18時52分

広島へ移動する澤村

 巨人の新守護神に就任したばかりの澤村拓一投手(32)について13日、G首脳陣が早くも再考に入った。

 デラロサが左脇腹の肉離れにより6日に抹消されたことで、澤村が新守護神に。しかし、12日のヤクルト戦(ほっともっと神戸)で右腕は1点ビハインドの9回に登板したものの、四球と死球で二死一、二塁のピンチを迎えてしまった。最後は上田を打ち取って無失点だったが、試合後の原監督は「澤村がもうちょっとね…」と渋い表情だった。

 一夜明けた13日、宮本投手チーフコーチは「制球力という部分では(中川)皓太なんかと比べると欠けるしね。そこを今、監督とどういうふうにしようかと。今日の夜から明日にかけて、しっかりしたものができればいい」と、14日の試合前までに再検討することを明かした。

 長いシーズンを戦い抜くうえで抑えには何より安定度が求められる。宮本コーチは「澤村はたとえば勝ちゲームでランナー出して、0点に抑えるけど、けっこう蓄積される。疲れるというか。(08~10年のG守護神)クルーンみたいにね。ドキドキしながらというのがあるし」と、かつての守護神を例に挙げた。

 チームの士気を何よりも大切にするG投の責任者にとって、守護神の自滅は最も避けるべきところ。澤村に加え中川、大竹、高木の4人を、状況に応じて柔軟に登板させることも考えているという。

 4を意味するスペイン語から「クワトロ作戦」と命名した同コーチは「4人でデラロサが戻るまでやりくりしたい。(打者の)右左もあるし相性もある。いろいろ考えますよ」と澤村ひとりにこだわらない姿勢を示した。