初日は1500人 ソフトバンク観客解禁「段階的増」の狙い

2020年07月13日 13時00分

ファンが入ったペイペイドーム

 日本野球機構(NPB)とセ・パ12球団は政府の指針に従って10日から上限5000人で観客の受け入れをスタート。だが、ソフトバンクの本拠地ペイペイドームは他の5球場に比べて入場者数が少なかった。解禁初日の10日が1839人で、11日3419人、12日4873人。他球場は全て4000人台で、初日と2日目の少なさが目立っていた。理由はソフトバンクが有観客となってからの入場者を初日1500人→2日目2500人→3日目に上限の5000人と段階的に増やす戦略を取っていたからだ。

 いったい、どんな意図があったのか? 球団関係者は「(12試合連続で主催試合がある)21日からファンの方をお迎えできる対策を取ることを目的に、まずは試験的に始めていこうということで段階的に増やすことにしました。この3日間はファンクラブ会員の方などからの抽選による無料招待です。現在の状況ですからホンネで言えば少しでも収入が欲しいところではありますが、初めてのことで試行錯誤する中で不便をかけるかもしれないため、私たちのことを知っていただいている方々に無料で来てもらうことにした形です」と説明した。

 実際のところは初日、2日目と設定をオーバーする不思議な現象が起きたが、それも上限5000人以内の中で自主的に人数を決めたことによるもの。「1500人や2500人はこちらが設けた目安です。急に来られなくなる方が出ることも当然想定してチケットを出しました」(同)

 初日は1839人にもかかわらず観戦エリアが狭く“密傾向”が指摘されたことから、2日目以降は席の間隔を空けて対応。知人と来たファンが指定された席ではなく並んで座ってしまうことが見受けられるなど様々な課題も出た中で、今後に向けて万全の準備を整えていくという。